慢性前立腺炎からの脱出

慢性前立腺炎になったひとりの男の戦いの記録である

ネットで腑に落ちる記事を見つける

漢方薬(牛車腎気丸)と末梢神経修復剤(メチコバール)を飲み始めた。

が、漢方薬って飲み続けて体を正常な状態に戻していくことでじわじわ効いてくるというイメージだから即効性はないだろうなと。

 

末梢神経修復剤も所詮ビタミンB12

元々、サプリでビタミン剤を飲んでいたこともありこれも即効性はないだろうなと。

 

ネットで買った抗生物質は届くまでに時間がかかるし。

 

でも、漢方薬以外何もしないと効かなかった時に痛みがぶり返してきそうだし、他にも痛みを緩和する方法がないか探してみる事にした。

慢性化してからも病院に行くことで何とか解決しようとしていたが、ネットで慢性前立腺炎について調べれば調べるほど、この病気は治療が困難だという事が分かってくる。

 

そしてこんな記載を見つける。

====================

この病気の調査・研究は日本ではあまり行われておらず、現在、何もわかっていないのに等しい状態です。

そのため、正しい診断が行われずに何年、何十年も不快な症状に悩まされ続けている方は少なくありません。

そのような方は色々な病院や医師を渡り歩いて、最後には精神的なものだと決めつけられたりすることも多いようです。

慢性前立腺炎は、昔からあった病気です。そして、想像以上に患者数が多い病気です。

それにも関わらず、基本的「何もわかっていない。」というのは医学が目覚ましく進歩し、多くの疾患が完治するようになっている現代で不思議に思われるかもしれません。

慢性前立腺炎が「直接的に命にかかわらない疾患である。」ということが大きいと思います。

泌尿器科分野において、癌や腎臓や副腎などの重篤な疾患も数多くある中で、慢性前立腺炎は「その他」の疾患群に当てはまるため明確な基準が決められてこなかったのです。
そのために、診断も治療もされていない”埋もれている“患者さんの数が多くなっています。

慢性前立腺炎と確定診断するための診断基準がないことが大きな問題です。

現在、臨床現場ではNIH慢性前立腺炎問診票を使っています。
しかし、この問診票は治療効果の評価は可能ですが、診断には有用ではありません。

NIH問診票ではなんとなく症状が重いかどうか、治療によって改善したかどうかの大まかな目安にはなっています。
現実的には各臨床医が独自の診断基準で診断して治療しているのが現状です。

※NIH慢性前立腺炎問診票:米国国立衛生研究が提唱した分類で、多くの国で使用されている。

最大の理由は、慢性前立腺炎の病因・病態自体がよくわかっていないからです。

====================

この病気は昔からあるにはあったが、医者によって見解も様々だという事が書いてあった。

というか、たいした病気じゃないという位置付けでなぜなるのかという原因や治療法をはっきり理解している人がほぼいないらしい。

 

なるほど。そういうことか。

 

だから私の場合は3つも病院を受診して郵送でも検査をし、保健所でも検査をしても原因が分からなかったのか。

 

唯一、2つ目の病院で言われた慢性前立腺炎という診断も私の話から細菌性と言われただけで、病原菌がなんなのかは検査もせず未だに分かってないし。

 

保険適用で検査できない原因菌もあるし、そもそも保険適用で検査できる細菌も検査するタイミングによっては検出されない場合もあるらしい。

 

大病じゃないから病気自体の研究も進まない。

 

しかも私の様に性病から慢性前立腺炎にまでなってしまうのは稀(全体の10%ほど)でほとんどが非細菌性慢性前立腺炎だそうじゃないか。

 

 

だから憶測での治療と感じたのか。

 

 

じゃあ、やっぱりなんとなく思っていたことは間違いじゃなかった。

 

もう自力で治そう!

自分の体を使った実験になるが慎重に自己治療をする事に決めた。