慢性前立腺炎からの脱出

慢性前立腺炎になったひとりの男の戦いの記録である

保健所で無料の性病検査を受ける

痛みが引かない。繰り返す半端な治療。

原因はわかってるけど、なんの性病になったのか分からない。

 

憶測での治療が続くなか

 

性病について色々調べていると

なんと保健所でHIV検査と一緒に基本的な性病の検査も無料で行っている事を知る。

 

へー、こんな事やってるんだ。

 

しかも匿名で受けられる。

プライバシーへの配慮が凄い。

差別とかいろんな問題があるからしっかりしてるんだな~。

 

よし!折角だから受けてみようかな。と調べる。

まずは自分の住んでる市の保健所のHPを検索。

すると現在はコロナで一時休止中との表記。

 

まじか。まーそりゃそうか。しゃーない。

 

ん?なになに。

自分の住んでる市の保健所じゃなくても受けられる?

 

へー。そうなんだ。そうか、匿名だからか。

住んでるところも別に聞かれないんだろうな。

 

そしたら隣の市の保健所はやってるかな~と。

おお、休止中って書いてない所があるぞ。

よし、電話して聞いてみよう。

 

 

 

ンzンzンンッ。

私「もしもし、あのそちらでHIV検査を無料で行っているとネットで見たんですが、やってますでしょうか?」

 

保健所の職員

「はい。受け付けていますよ。予約なさいますか?」

 

私「はい。お願いします。一番早くていつが空いてますか?」

 

保健所の職員

「今、少し混んでて2週間後の水曜日、10時からでしたら空いてます。」

 

私「じゃあ、それでお願いします。」

 

保健所の職員

HIV検査の他に、性病の検査は希望されますか?梅毒、性器クラミジア感染症、淋菌感染症B型肝炎C型肝炎検査となります。

 

私「はい。」

 

 

保健所の職員

クラミジアと淋菌の喉の検査もあるんですがこちらも希望されますか?」

 

私「じゃあ、お願いします。」

 

 

保健所の職員

「わかりました。それでは当日の注意事項だけお話しします。当日、尿検査がありますので検査の1~2時間前から排尿を控えてください。また、喉の検査でうがいを行っていただきますので、同じく2時間ほど前から食事や歯磨きなどは控えてください。」

「また、万が一検査をキャンセルされる場合はご連絡をお願いいたします。」

 

私「わかりました。では、よろしくお願い致します。」

 

 

とこんな感じで予約は完了。

思ったよりも簡単。まったく個人情報は聞かれず。すんなり。

 

初めてだったが、こんな感じなんだっていうのが分かってよかった。

 

 

いざ、検査当日。

 

約束の時間に保健所へ。

受付の様な窓口で、検査に来たことを伝える。

すると

「向かいの部屋に椅子があるので、かけてお待ちください」と。

 

言われたとおりに着席。

 

数分待つと、一人の職員の方が来られて診察室の様な所に案内される。

 

職員「では、少し質問をさせて頂きます。ご年齢を教えてください。」

 

私「3〇です。」

 

職員「検査は初めてですか?」

 

私「はい。」

 

職員「分かりました。では、その心当たりのある日からどのぐらい経過してますか?」

 

私「数か月経ってます」

 

職員「では問題ないですね。感染の可能性がある機会から3週間以上は経過していないとハッキリわからないんですよ。」

 

私「そうなんですね。」

 

職員「2時間以内に水以外の飲食はされましたか?」

 

私「してません。」

 

職員「朝起きてからおしっこはされましたか?」

 

私「してません。」

 

職員「分かりました。それでは検査を行います。HIVの検査はこの後1時間ほどで結果が出ますので、検査が終わって1時間ぐらいしたら聞きに来て下さい。ほかの性病の検査結果は後日になります。」

 

そう言うと隣の部屋に案内される。

隣の部屋には白衣を着た先生が。採血などをするからお医者さんだろう。

 

先生「はい、じゃあ採血しますね。この後は尿検査になるので採ってきてください。あとはうがいの検査をやって終わりです。」

 

検査自体はパッパと終わった。

とりあえず、ここから1時間後にまずはHIV検査の結果。

 

1時間後。検査結果を聞きに行く。

結果は職員の方から聞かされる様だ。

職員「では、HIVの検査結果からですね。ここに線があるのが分かりますか?この線が1本だと陰性です。2本出てたら陽性。今回は1本なので陰性です。大丈夫ですね。」

 

ふーーーーー。ちょっと脅かしやがって。

 

私「はい。」

 

職員「では、他の検査の結果ですが2週間後の水曜日でよろしいですか?」

 

私「2週間後!? はい。わかりました。」

 

職員「同じぐらいの時間で大丈夫ですかね。では10時でとっておきます。当日の結果は今から渡す券を持ってきてください。この券が無いと個人情報が分からないので結果はお伝え出来ません。忘れずにお願いします。それでは以上です。」

 

私「分かりました。ありがとうございました。」

 

 

とこんな感じで終わりました。

そんなに難しさもめんどくささもなく、他の検査する人とも会わず。

無料でこれだけの検査があるのはいいなと感じましたが、たぶん費用は税金から出ているから関係ない人からすれば批判も出るだろうな。 

 

ん~、難しい。

 

 

そして

2週間後に性病の検査結果を聞きに行きましたが

 

結局、喉も含めて検査すべて“陰性”。

 

 

鈍痛、違和感は治まらないが結局何にも引っかからない。

全て陰性。

 

 

とにかく、分からない状況が続く。

もーーーーーーーー!!!

 

 

この時の痛みは10の内9ぐらい。ほぼ変わらず。

まだ改善には一向に至っていない時期だった。